野球

ユース五輪にベースボール5(手打ち野球)が採用された理由は?

2022年にタガールで行われる夏季ユース五輪大会でベースボール5という競技が採用されることになりました。

ベースボール5は「手打ち野球」に例えられていますがちょっと違います。

この記事ではなぜユースオリンピックに野球ではなく「ベースボール5」という競技が採用されたのかをお伝えしていきます。

ユース五輪に採用されたベースボール5とは

ベースボール5は、5人対5人で戦う野球のような競技です。

チーム人数が5人であることから「ベースボールファイブ」と名前が付いています。

「手打ち野球」と呼ばれることもありますが実際にはピッチャーがいなかったりバッターボックスも野球とは異なります。

そのため単に少人数制の野球ということではなく「野球型のスポーツ」ということになりますね。

ベースボール5のルール(動画あり)

ボールは硬式テニスボールほどの硬さのゴムボールを使用します。

サイズは野球ボールくらいのサイズです。

ベースボール5使用球

必要なのはこのボールと塁間13メートルの内野だけ。

ちなみに野球の塁間は27.4mですから野球の塁間の約半分の距離です。結構狭いところでもできちゃいますね。

打者はホームベースの後ろに立ち、自分でトスしたボールをパーかグーの手で打ちます。

打つ時は必ずフェアゾーンにワンバウンドさせなければならないので必ずゴロになります。そのためホームランやフライになることはありません。

その他ランナーの仕組みや得点の入り方は基本的に野球と同じです。

文章で説明するとやや複雑に感じるかもしれませんが実際の動きを見れば理解しやすいと思ったので動画を用意しました!

打ち方は野球と結構違いますが、守備の動きはほぼ野球です!

「ボール1つでできるスポーツ」がコンセプトなのでバットやグローブが必要ないのも手軽で良いですね。

そして「すごい!」思ったのが女性も混ざってできること。

この点は差別無くスポーツをする上で結構重要だと思います!よく考えられてますね!

ベースボール5は2017年に始まった現代競技

ベースボール5の歴史は浅く、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が2017年にルールを発表したばかりの現代競技です。

ベースボール5は元々、キューバの子供達が路地で行っていた遊びを競技化したもので、野球場があまり無いヨーロッパなどで「野球」という競技を知ってもらうために考案されました。

つまりベースボール5は「野球」を世界的に普及させるために考案されたスポーツなのです。

日本には2019年1月に本格的に上陸したばかりなので知名度はまだまだ低いスポーツですが、日本で野球が広く普及していることを考えると馴染み安さはあるとも言えます。

今後は、現在「野球」に馴染みのないヨーロッパをはじめとした世界各地にベースボール5を広めることで野球を発展させ、「野球をオリンピック競技に定着させるのが目的」とWBSC(世界野球ソフトボール連盟)は話しています。

 

関連記事
こちらで野球とソフトボールがオリンピックに定着できない理由をまとめています。
>オリンピックで野球とソフトボールが廃止になる理由とは?

 

ユース五輪にベースボール5が採用された理由

当初ベースボール5は「野球を普及させるためのスポーツ」という位置付けで始められたスポーツでしたが、発足から2年足らずで普及国が69か国に達するなど大成功を収めました。

特に若い層の間でベースボール5が爆発的に広まったことで国際オリンピック委員会に競技として認められたことが今回ユース五輪に採用された理由です。

実際にWBSC事務総長のベンチュウ女史もこのように話しています。

「この競技はまさに若者向けのアーバン競技であり、国際オリンピック委員会のビジョンに沿うものです」

出典:https://premier12.wbsc.org/ja/2019/news/27985

アーバン競技とは「都会的な競技」という意味です。

つまり「若者向けの都会的な競技」としてオリンピック委員会に認識されたのが大きな理由です。

ルール制定から5年という速さでユースオリンピックの競技に採用されたこともあり、今後ますます注目される競技ではないかと思います。

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ユース五輪にベースボール5が採用された理由【まとめ】

今回は「ユース五輪にベースボール5(手打ち野球)が採用された理由は?」と題して調査してみました!

まとめ
  • ベースボール5は「野球型スポーツ」
  • ベースボール5は「野球の世界的な普及」のために考案された。
  • ベースボール5がユース五輪に採用された理由はオリンピック委員会に競技として認められたため。

日本には上陸して間もないスポールですが、各地で講習会が開催されていたり、日本の大学でもベースボール5のサークル結成の動きもあります。

多様化する現代だからこそ今後学校の部活動に加わる日も近いかもしれませんね。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!