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レジ袋の有料化はなぜ行われるのか?環境以外の政治的理由

レジ袋は既に一部有料化されていますが、2020年7月にはレジ袋の有料化が義務化されることになっています。

これを受けてネットではさまざまな論争が飛び交っていますが「レジ袋の有料化はなぜ行われたのか?」という根本的な理由についてはあまり語られていません。

今回は「レジ袋の有料化はなぜ行われるのか?環境以外の政治的理由」というテーマで考えてみます。

レジ袋の有料化はなぜ行われるのか

そもそもレジ袋の有料化はなぜ行われたのでしょう?

多くの人は「環境の保護が目的」と答えるでしょう。
それは政府も「海洋プラスチックの削減」を目的に挙げていますから間違っていません。

しかしレジ袋有料化の背景には環境保護以外にも政治的背景が隠れているので説明します。

レジ袋有料化は世界へのアピール

日本のレジ袋有料化は世界に対しての「環境対策やってますよアピール」の色が強い対策です。

このようなアピールをしなくてはならなくなったのは、元々環境対策で世界に遅れを取っていた日本が、2018年に大阪で行われたG20サミットで「具体的な環境対策をやっていますよ」という姿勢を見せなければならなかったためです。

そもそも、日本はプラスチックゴミ対策へは消極的な国です。

2018年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、”プラスチックゴミ対策”が議題になりましたが、各国が署名するなか日本は署名をせず批評を浴びました。

しかしその後に大阪で開かれる20か国地域首脳会議(G20サミット)でも”プラスチックゴミ対策”が議題になる予定だったため、日本も何かしらの環境対策を行う必要がありました。

そこで行ったのが「レジ袋の有料化」です。

そのため、環境保護が目的というのは国民を納得させるための理由付けにすぎなかったということになります。

レジ袋の有料化は世界に「やってる感」を出すための政策だったため効果は二の次になってしまい、結果的に疑問の多く残る政策となってしまいました。

その結果、さまざまな論争が起こるようになってしまっています。

 

ゴミを受け入れていた中国が受け入れを禁止した

日本はこれまでプラスチックを含む大量のゴミを中国に輸出していましたが、2017年に中国が受け入れを禁止したため、日本は国内でプラスチックゴミをなんとかしなくてはならなくなりました。

これに慌てたのが日本が、プラスチックゴミを減らそうと考えたひとつの方法が「レジ袋の有料化」です。

実際は他にも、海洋プラスチックの回収や、生分解性プラスチックの開発、廃棄物処理法などの法整備など、いろいろな環境対策が行われていますが、レジ袋有料化はインパクトがあるため大きく報道され広く認知されたと考えられます。

日本では家庭から出るゴミのおよそ6割がプラスチックゴミで、その多くはレジ袋や食品の容器とされています。

それが例えリサイクル可能な場合でも、「ゴミ収集にかかる費用」と「リサイクルに使用できるプラスチックの選別と保管」年間3000億円以上の税金が掛かっています。

また、プラスチックゴミの大半は焼却されますが、他の燃やすゴミと合わせるとその焼却にかかる費用は年間約2兆円。ものすごい費用が掛かっています。

 

レジ袋削減は環境対策になるのか

大きな論争を巻き起こしているレジ袋有料化ですが、環境対策になるのか?と言えば「やらないよりはマシ」という程度です。

理由は単純で、レジ袋は日本の年間に出るプラスチックゴミの2%しかないからです。

つまりどれだけレジ袋を減らしても最大で2%のプラゴミ削減効果しかありません。

ちなみに

1年間に日本国内でゴミになるレジ袋の量はおよそ300億枚とされています。

それでも2%にしか満たないのでプラスチックゴミが膨大な量だというのが想像できますね。。

確かにレジ袋を有料化することで”レジ袋の使用量”は減るでしょう。
環境意識を持ちマイバックを持ち歩くこと自体はとても素晴らしいことです。

しかし有料化したからと言って、1枚数円のレジ袋のためにみんなが常にマイバックを持ち歩くことにはならないでしょう。

レジ袋の消費削減に一定の効果はあるとは思いますが、多くの人は購入してしまうため効果としても薄いと考えられます。

マイバックは商品の袋詰め作業を削減する効果もあり、混雑緩和にも時間短縮にも役立ちますので個人的にはオススメです!

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レジ袋の有料化はなぜ行われたのかまとめ

今回は「レジ袋の有料化はなぜ行われるのか?環境以外の政治的理由」というテーマでお送りしました。

まとめ
  • レジ袋有料化は世界への「やってるアピール」の色が強い。
  • 中国がごみの受け入れを禁止したから。
  • レジ袋削減は大きな削減にはなりそうにない。

ネット上ではレジ袋有料化が環境保護になるならないの論争がありますがこういう経緯があるので効果的には薄そうです。

しかし環境保護に少なからず効果はあるので、否定せず環境には意識を向けていくことは大切だと感じますね。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!