野球

野球ボールの種類まとめ|全4種類の特徴と中身を解説【断面写真付き】

野球のボールは何種類あるかご存知ですか?

実は野球ボールと言っても、年齢や所属するチームだったり大会によって使用するボールが変わってきます。

野球ボールの種類については「野球をやっている」または「野球を始める」という場合は絶対に知っておく必要がありますし、特徴も把握しておく必要があります。

なぜならボールによって投げ方や打ち方が変わるからです。

この記事では野球に使うボールの全ての種類と特徴が分かるようにまとめています。

また、他ではなかなか見ることが無いボールの中身までご紹介していますのでかなり役に立つ知識になっています。是非ご覧ください。

野球ボールの種類は全部で4種類

実際に野球の公式大会が行われている野球ボールは現在4種類あります。

  1. 硬球
  2. 準硬式球
  3. Kボール
  4. 軟式ボール

(練習球や複製品などを含めると数えきれないので除いています。)

それでは、それぞれの特徴を解説していきます。

野球ボールの種類①:硬球

まず「野球」と聞いて多くのひとが一番に思い浮かべるボールがこの硬球でしょう。

白い革に赤い糸で縫われたこの硬球は、一般的に知られている野球ボールであり、世界で最も使用されている野球ボールでもあります。

プロ野球や高校野球など大きな舞台ではほとんどの場合、硬球が使用されています。

【使用される場所】

  • 国際大会(WBC、オリンピックなど)
  • プロ野球
  • 社会人野球
  • 大学野球
  • 高校野球
  • シニア
  • リトル

ちなみに硬球はよく知られた野球ボールでありながら、

「野球ボールの絵を描いて」

と言うと多くの人が間違う”野球ボールあるある”があります。

それがこちら↓

野球ボールの豆知識

この野球ボールのイラストは何かが間違っています。

何が間違っているでしょうか?

どうでしょう、わかりましたか?

わかった人は野球人ですね。

実は「縫い目の方向」が間違っています。

本当の野球ボールの縫い目はこちらです↓

このように野球ボールの縫い目は互い違いになります。

写真では左が上に、右が下に向かっていますよね。

なぜそうなるのかというと、展開した右の絵を見るとわかるように一筆書きだからです。

なのでこのようなよくある向きで野球ボールを描く際は、縫い目を互い違いに描かなければなりません。

野球ボールのイラストによくある間違いですので覚えておくと良いでしょう。

ちなみに縫い目の数は108つと決まっています。

 

野球ボールの種類②:準硬式球(H球)

準硬式球は「H号」「トップボール」とも呼ばれます。

見た目は後述している「軟式ボール」とよく似ていますが、中身は硬球で表面は軟式球という作りになっています。

打った感じは硬球と似ていて、飛距離は硬球ほどではありませんが軟式ボールよりも飛びます。

基本的に大学の準硬式野球でしか使われていませんがプレーしている人口は少なくはありません。

【使用される場所】

  • 大学中硬式野球
  • 一部の中学野球

 

野球ボールの種類③:KWBボール(Kボール)

KWBボールは「Kボール」と略されて呼ばれる方が多いボールです。

このボールは軟式と同じゴム製ですが、重さと大きさは硬球と同じに作られているのが特徴です。

このボールは基本的に中学校の軟式野球の大会でしか使われませんが、その理由は「軟式をやっていた中学生が高校で硬式野球を始める際にスムーズに移行できるように」という目的で作られたためです。

つまり中学生が硬球に慣れるための野球ボールです。

Kボールは反発が硬球の3分の1に抑えられているため、硬球よりも安全性が高いという特徴があります。

【使用される場所】

  • 中学校軟式野球のみ

Kボールを使った大会は野球をやっているすべての中学生が参加できるわけでは無く、地域や学校で選抜された選手や希望した選手が集まってチームが組まれることがほとんどです。

そのためKボール経験者には実力がある選手が多い傾向にあります。

 

野球ボールの種類④:軟式球(M球、J球

軟式球は年齢問わず軟式野球で使用されるボールです。

軟式ボールは数年単位で規格が変わっているボールですが、2020年現在は「M球」と呼ばれるボールになっています。

ちなみに、M球の前は大きさごとに「高校以上:A球」「中学生:B球」「小学生:C球」という規格でした。

現在は「中学生以上:M球」「小学生:J球」となっています。

軟式球の表面は二層のゴムでできており、中身は空洞です。

硬球や準硬式球に比べると飛距離は出しにくいボールですがその分”安全なボール”であるため、草野球の大会で最も使用されているボールになります。

実は日本では硬球よりも軟式球の方が競技人口が多くなっています。

軟式球は日本で開発された日本独自の野球ボールです。

日本が軟式ボールを開発した理由は、野球がまだ日本で認知されていなかった時代に野球を普及させようとしたことだったと言われています。

その後、「怪我をしにくく誰でも親しみやすい」というのが理由で全国に広まり今も全国に根付いています。

野球が日本に広まったのはプロ野球や高校野球だけでなくこういった「ボールの開発」も背景にあるということですね。

 

ただ、世界的に見るとやはり硬球がメインなので、近年では日本も硬球に移行する動きがあり、軟式球も徐々に硬球に近い重さや硬さになってきています。

それが軟式ボールの規格変更が頻繁にある理由です。

なので将来的には軟式球が無くなるか、使用分野が限られてくるかもしれません。

野球ボールも日々進化中なのです。

ちなみに軟式ボールの中には「発泡剤」が入っていてそのおかげで適度な内圧がかかるのですが、化学反応で塩化ナトリウム(塩)が発生するので内側に水滴ができます。(写真の水滴がそれです。)

そして製造から数年経つとその水分が徐々に外に抜け出し、最終的に塩の結晶だけが残ることで「カラカラ」と音が鳴ります。

これは軟式野球をやったことがある人にとってはあるあるかもしれませんね。

 

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【まとめ】野球ボールの種類

今回は「野球ボールの種類まとめ|全4種類の特徴と意外と知らない中身も紹介」というテーマで野球のボールの種類をご紹介しました。

今回の内容を表にまとめると次のようになります。

まとめ
種類 主に使用される場所 説明
硬球(こうきゅう) プロ野球、社会人野球、大学野球、高校野球、シニア、リトル 一般的に「野球」と言って思い浮かべるボールで世界で最も使用されている。
準硬式球(H号) 大学準硬式野球 中身は硬球で表面は軟式球という作りになっている。
基本的に大学の準硬式野球でしか使われていない。
KWBボール(Kボール) 中学校軟式野球 軟式と同じゴムだが、重さと大きさは硬球と同じに作られている。
反発も硬球の3分の1に抑えられており、硬球よりも安全性が高い。
「軟式をやっていた中学生が高校で硬式野球を始める際にスムーズに移行できるように」という目的で作らた。
軟式M号(M球) 軟式野球(中学校、高校、一般) 軟式野球で使用されるボールで日本でいちばん競技人口が多い。
近年では重さや硬さを硬式球に近づける動きがあり数年ごとに規格変更されている進化中のボール。
軟式J号(J球) 軟式野球(小学校) M号より一回り小さい小学生用の軟式ボール。
大きさ以外の特徴はM号と同じ。

 

ボールの特徴を知るとより野球が楽しくなりますので是非参考にしてください!

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!